不動産投資トピックス 国の施策に翻弄される不動産市場と不動産投資のタイミング(2)、不動産投資の優良物件です。

不動産投資トピックス 国の施策に翻弄される不動産市場と不動産投資のタイミング(2)

2010年12月29日 by Quality-F

これは、2003年頃のNPL(不良債権)のバクルセール(大量売却)といった過去があった影響からである。

当時は竹中金融大臣のもと、アメリカからの強い要求により、不良債権の早期処分を無理やりに推進した。所謂、アメリカの日本という熟した実(経済)の収穫であった。
このような状況下、当時は数百件といった債権が連日売却処理された。ただ同然の価格で外資に買い叩かれた物件も多かった。中には約8兆円という莫大な国民の血税が投入された旧長銀は、たったの10億円で売却された事は周知であろう。
日系の企業が手を出せない状況下、このようなバルクを購入できたのは外資系の金融機関がほとんどであった。アメリカのシナリオ通りの結果となった。

その外資系は景気回復の影響もあり、巨額のキャピタルを得た。ディストレス投資に近い投資もあるが、そもそも考えられないくらいの価格水準で取得しているし、何より、不動産の価格は必ず大幅に上昇する事が目に見えていたからである。

みなさんご存知の魔法の杖…証券化やREITである。つまり、その収益確保は確実なシナリオであったのだ…所謂、絶対リターン。

その後、(一層の価格上昇を煽るために用意された金づるである:ババ引き用のプレイヤー)邦銀系もあとに続いたが時すでに遅く、競争が激化してしまった。ご存知の通りの証券化バブル…多くの利益は根こそぎ外資系に持っていかれてしまった。その後遺症が今も残っている。周知のとおり、現在、大多数の人はどんなに働いても所得が増えない。増えないはずである、本来は日本人に配分されるべきものがアメリカや世界に流れているのであるから。
その後、実体経済との乖離から魔法が解けてリーマンショックに…またこれも、カルトではあるがシナリオであろう。

ご存知だろうか?そもそも世界のGDPは約60兆ドルしかない。2008年のBISの統計では金融派生商品の残高はなんとその10倍以上の約700兆ドルもある。正直笑ってしまう。どんだけ、無からマネーを生み出すのかと…このように、世界一の軍事力とを背景に何も生み出せない国が行き着いた先は…ルール無用のただの「錬金術」なのである。アンフェアである。

話が少し脱線したが、このような過去からも今回の金融円滑化法の終わったあとには大量の不良債権が湧き出るとサービサーをはじめとして、不動産業界は口をあけてジッと…待っていたのである。

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