不動産投資トピックス 国の施策に翻弄される不動産市場と不動産投資のタイミング(3)、不動産投資の優良物件です。

不動産投資トピックス 国の施策に翻弄される不動産市場と不動産投資のタイミング(3)

2011年1月5日 by Quality-F

このように国の施策等により、投資のタイミングは大きく変動するのである。

ダヴィンチを初めとして、一世を風靡した、かつてのゴールドプレイヤー達…不動産証券化バブルもまさに国の施策(…まあ国の施策といってもアメリカのシナリオではあるのだが…)が引き起こしたものである。売上が数千万から数億のデベロッパーが簡単に数百億円の資金を調達できた時代。まさに異常事態であった。

話が脱線したが、金融円滑化法の延期が決まった以上、今後、一年程度は物件探索には一苦労するだろう。なら、物が出てくるまで指を銜えて待つか?

しかしここで良く考えて欲しい。そうは言いながらも現在、ファイナンスの影響もあり、購入できる者しか購入できない状況であるのも確か。しかも、世界的な金余り状態(異様な金利水準)。

つまり、優良物件であれば「今」購入するという選択肢もある。

私の同期は日系の大手不動産会社に勤めているが、約3億円の初台の築古マンションを昨年購入した。利回りは現況でグロス5%…プロがこの水準で自用の投資物件を購入するのである。筆者はおいおい…そんな利回りが低いのかよなんて突っ込んだが… 「調達リスク」と「(企業の)与信」を最大限発揮できる時期を「今」と見たのである。彼曰く「あと数億の物件を一棟取得すればリタイヤ」とのことである。

物件の詳細を聞くと…確かにロケーションは素晴らしくランドバリューも高い。また築古であることから賃料が定常化しており、その上、ロケーションがすばらしいのでバリューアップの余地も十二分にある。そして何より…調達金利が破格の水準。期待利回りを下げるだけでこんなふうに安定的な投資もできるのである。

このように 改めて、いい物件(優良物件)に目を向けて見るのはいかがであろうか?

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